しんでたわけじゃない

前回あほみたいに自分の力不足をあーだこーだと理由をつけて悔しい悔しいと子供のように喚き散らしていたのだけれど。

 

なんと驚くべきことに、100いいねを達成した。

 

達成すると思ったよりも喜びは少なかった。

 

達成するとか言ってる時点でダメな感じがすごい。

 

描いてる途中、私は何度もこれは一体他人にどれくらい褒めて貰えるものなのだろうかと思っていた。それを何回も頭を降って打ち消しながら描いた。

それは流行りのものであった。

流行りと言ったらなんか違うけど、まあ、流れがあったのだ。久しぶりにやってきた波、乗らない手はない。

とにかく早く描こう。鉄は熱いうちに打て。そう思い描いた。

それが結果として100いいねを達成したわけだ。

ただ、二次創作なのだ。

 

二次創作でも素晴らしいものがあっちこっちにあるのは分かっている。一次創作とどっちが偉いかとか、そんなの馬鹿らしい。でも私はずっと一次創作をしていた。それがひょんなことから二次創作を始めた。

一次のころはあまりに反応が無さすぎて逆にアップする時なんの気持ちもなかった。誰が見てくれるかなとかはなく、まあ、誰か見てくれてたらラッキーだよなあくらいの。

二次創作をはじめ、交流が生まれ、乗るべき波というものが見えはじめた時から私はおかしくなったような気がする。

 

そう、しんどいのだ。

 

私は何もかもにおいて長続きしない。この日記もそうなんだよほんと。

だから波がしんどい。継続してファンのいる場所に居続けるのが辛い。本当に、心底、一次創作向きの人間であると思う。

それでもハマった作品は描きたくなるし、そのジャンルに居る人と仲良くもなりたい。それが根底にある。

だからきっとしんどい。

交流してくれる優しい人。その人に気に入られたいのだ、私は。

思えば、実生活でもそうやって生きてきた。

誰かに気に入られたくて仕方がない。八方美人になれるほどの人間でもなく、誰かに気に入られるような何かを持つ人間でもない。

匿名の世界は安心だと思っていた。だって誰も私の顔を見ない。ツイートする前にボタンがある、ほんとにそれでいいのかと尋ねてくれる。少し冷静になる私の頭は気に入られる人格を作り出せるはずだ。

そう思っていたのだ。所詮そんなに取り繕ったもので上手くいく訳もなく、私は人と交わるのがこんなにもしんどいことだとネットを通して改めて確認し打ちのめされた。

 

本当に馬鹿だと思うよ。

 

100いいねを達成した時、私の中には何も無かった。ああ、3桁になった、くらいだった。

それまでずっとわくわくしていたはずなのだ。

この絵は私も気に入ってる。気になるところも多々あるけどそれよりずっと私が好きなようにかけたと思う。きっと100いく、いってほしい。

 

虚しいね。